手のひらで動く、小さなやどかり
屋内で鮮やかな魚やウニ、タツノオトシゴなどの一連を見学したら、続いての見学は屋外のゾーン。屋外に出ると、浅い水槽の中で、比較的小さめの生き物が暮らしていました。
真っ赤なウニ(多分)。はっきりとした色に加え、トゲの一本一本も太く、かなり存在感がありました。突然海で出会ったら、ちょっと恐くなってしまいそうです。
この水槽の脇に、一人の係員さんがいらっしゃいました。何かを触っているので覗き込みにいったら、そこにいたのは小さな小さなヤドカリ。どうやら、ヤドカリに触れることができる模様です。
係員さん、子供に「手のひらを出してごらん」とジェスチャーをしてくださると、子供は恐らくその先の展開が予想できない状態で手を差し出しました。実はうちの子供、生き物を触るのが苦手。
差し出した手に置かれたヤドカリは、怖がっているのか、殻の中に閉じこもり、身動きをする様子は全く見られません。もしかするとこの時、子供はこれが生き物だとは思っていなかった(石かなにかと思っていた)のかもしれません。
続いて係員さん、ヤドカリを持った子供の手をそっと水の中に。すると、それまで微動だにしなかったヤドカリが、殻の中からソロソロっと顔をのぞかせ、モゾモゾモゾっと行動開始。
ものすごく怖がるかな、と思いきや、さほど怖がる様子もなく、小さな生き物が手のひらを動く様子を不思議そうに見つめていました。
これは可愛い、ハワイアンモンクシール
ヤドカリ体験の後に向かったのが、ハワイアンモンクシールのプール。
早速覗き込むと、2匹のハワイアンモンクシールを見つけました。1頭は陸地、もう1頭は水の中。
愛嬌のある、かわいらしい顔をしています。
ハワイアンモンクシールが泳ぐプールの側には、水族館のお姉さんがスタンバイ。他のお客さんの様子から察するに、ハワイアンモンクシールについて聞きたいことを、お姉さんに聞いて教えてもらっているようでした。
しばらくじっと観察していると、子供はプールを離れて別のゾーンへ。そんな子供を追って一度はハワイアンモンクシールのプールを離れたものの、再度ハワイアンモンクシールが見たくなり、子供を嫁に任せて、しばし一人プール際に立って見学。
ほんと、可愛いんです。
ワイキキ水族館のお土産は、小さな小さな魚のフィギュア
生き物の見学を終え、最後に立ち寄ったのはお土産売り場。ここで子供がひときわ興味を持ったのがこちら。
小さな小さな魚のフィギュア。サイズ比較のためにライターを置いてみましたが、やっぱり小さい。
沢山の魚のフィギュアの中から、子供に好きな魚のものを1つだけ選ばせていたところ、なんともこの小ささに愛嬌を感じ、両親も1つずつ買うことに。
それにしてもこのフィギュア、小さい。迷子にならないように、帰国後は意識的に存在を確認しています。